2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

君の館で惨劇を 師子宮敏彦を読みました。

君の館で惨劇を (本格M.W.S.) 本格ミステリーを自覚的にいろいろな作品を出して書く作品です。 これは、僕の意識の問題なのかもしれないですが、ニヤニヤ出来ない。 だからといって本格ミステリーが読めなくなったわけではない。 メタ的に本格ミステリーを意…

赤ちゃんはまだ夢の中 青井夏海を読みました。

赤ちゃんはまだ夢の中 (創元推理文庫) ミステリーとして、ちゃんと伏線を張り起きている出来事の意味を回収するのはいいです。 その上で見えている表面と裏側の落差にビックリ。 ただこの短編集で描いているのは、人の心。 メンタルを描き、今のあるいは続く…

レディ・マドンナ 小路幸也を読みました。

レディ・マドンナ 東京バンドワゴン 安心して読める大河家族小説ですね。

闇ツキチルドレン 天袮涼を読みました。

闇ツキチルドレン (講談社ノベルス) 共感覚という能力の少女が探偵役の作品です。なかなか面白かった。 ミステリーとしての逆転やそこに至る伏線などよかった。 この人の作品いい。

聖域捜査 安東能明を読みました。

聖域捜査 (集英社文庫) 警察ものの短編集ですが、 変わった視点からの警察官です。 小さい話しがだんだん奇妙になり、やがて人間の痛みや黒さをあらわにしていくのは、なかなかいい。

ゼロの誘拐 深谷忠記を読みました。

ゼロの誘拐 (日文文庫) さすが深谷さんという作品でした。 サスペンス満載の誘拐から、何かを隠しながら被害者や周囲は動き始めて行く。 そして終盤に明かされる痛みと傷… 本格の面白さがある作品です。

イエス・キリストの謎 斎藤栄を読みました。

イエス・キリストの謎 (徳間文庫) なんというか、奇想天外な説を物語の上では納得させるのはいい。 さすが斎藤栄かなあ。

高原のフーダニット 有栖川有栖を読みました。

高原のフーダニット 普通の本格って作品が二編あり、どちらも本格の面白さがありました。 真ん中のはユーモア満載でなかなかよかった。ブラッド・ブラザー (文春文庫) シリーズの根幹から逆転する、第四作。 そして、伏線や構図が貼られすごい話しになってい…

宝石泥棒 斎藤栄を読みました。

宝石泥棒 (中公文庫) 宝石にまつわる事件から、数年後に起こる強奪事件と殺人。 謎が絡みあいながら展開していく。 ミステリーとしての面白さもありなかなか面白かったです。

顔のない十字架 赤川次郎を読みました。

赤川次郎らしいスピード感満載で、サスペンスを会話と短い状況説明でどんどん不可解でミステリアスを出していく。 さすが赤川次郎。 面白かった。

誰でもよかった 五十嵐貴久を読みました。

誰でもよかった 五十嵐さんらしいスピード感あふれるサスペンスで、なおかつ交渉もので、ラストにわかるタイトルの意味… なかなか面白かったし、ちょっとありそうな作品でした。

夜間飛行殺人事件 西村京太郎を読みました。

夜間飛行(ムーンライト)殺人事件―ミリオンセラー・シリーズ (光文社文庫) なかなかサスペンス満載で面白かった。 謎がたくさん出てきてそれが絡みながらなかなか解けない。 しかし、事件が動き始めていき、明らかになるのは社会派でした。 ただ、社会派成分…

潜行捜査 安東能明を読みました。

潜行捜査 一対一〇〇 意外な掘り出しものかも知れない。 事件は、現実にあったような事件の話しで、進まない捜査を経て時間がたって動き出す事件。 そしてある事実は驚きました。 なかなか面白い警察ものでした。

幽女の如き怨むもの 三津田信三を読みました。

幽女の如き怨むもの (ミステリー・リーグ) 遊廓を舞台に戦前、戦中、戦後と起こる連続身投げ事件。 起こっていることははっきりしているが、怪異の存在が取りざたされ、本当にその結論でいいのか? という謎とモヤモヤ感があります。 そして一つの発想から事…

交錯 堂場瞬一を読みました。

交錯―警視庁追跡捜査係 (ハルキ文庫) 迷宮入り寸前の事件を追いかける捜査係のお話です。 ある強盗事件と通り魔を刺した犯人。 二つの別の事件がだんだん、絡みあいながら解決する過程や二人の対象的な刑事のやりとりはなかなか面白かった。

薔薇色の悲劇 吉村達也を読みました。

薔薇色の悲劇―三色の悲劇 (ジョイ・ノベルス) やっぱり吉村達也という感じの、嫌らしく痛い人々のそしてそれが際立った作品ですね。 精神がぶっ壊れている人々が出て壊れてる真実が明かされる。

闇の伴走者 長崎尚志を読みました。

闇の伴走者―醍醐真司の猟奇事件ファイル なかなか面白かった。 伝奇ミステリーで、漫画を題材にいろいろな伏線を貼りながら、驚きの展開をもたらす。

判決はCMのあとで 青柳碧人を読みました。

判決はCMのあとで ストロベリー・マーキュリー殺人事件 ふざけた設定と、進むごとに深まる議論。 そして、終盤の重さ。 なかなか面白かった。 久々に、小説を読んで暑くなった。 ふざけた法廷ものですが、ちゃんと社会派であり真面目な作品。

河童殺人事件 斎藤栄を読みました。

河童殺人事件 (中公文庫) 二つの事件がカットバックしながら展開して行く。 殺人と誘拐がどう絡むかは伏線がないかなあって感じでした。 ただ、サスペンス満載で面白かったです。

裁かれる判事 小杉健治を読みました。

裁かれる判事 越後出雲崎の女 (集英社文庫) なかなか面白かったです。 幻の女である証人を探しながら、事件を追って行く。 そして、現れる過去、そして終盤に至り事件の構図がガラリと変わるのは圧巻。 法廷ものであり、ミステリーの緊張感がある作品でした。

波紋 堂場瞬一を読みました。

波紋―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫) 前作から状況から沈む失踪課に持ち込まれて来た失踪。 そこから始まる事件。 なかなか面白かったです。 緊張感と展開、そしてラストへ。

真夏の日の夢 静月遠火

真夏の日の夢 (メディアワークス文庫) 青春の物語が展開する中で張られた伏線。 中盤物語が動きだし、終盤怒涛の伏線回収。 なかなかよかったけど、ある人物に対しての叙述トリックは必要か? というか、中盤あからさますぎましたけどね。

玩具店の英雄 石持浅海を読みました。

玩具店の英雄 座間味くんの推理 石持さんらしいある必然の状況からガラッと見ていたものが変わるなかなかいいミステリーでした。

富良野ラベンダー館の殺人 吉村達也を読みました。

富良野ラベンダー館の殺人―香りの殺人シリーズ (角川文庫) 吉村達也らしい精神的に痛い人たちとミステリーの面白さがある作品でした。