2012-04-01から1ヶ月間の記事一覧

学園島の殺人 山口芳宏を読みました。

学園島の殺人 (講談社ノベルス) 大掛かりな仕掛け満載なんですが、ことごとく雰囲気が滑ってる。 だからなんかなあ…

殺人者 深谷忠記を読みました。

殺人者(ソウル・マダー) (【徳間文庫】) 虐待問題をからめながら起こる事件。 二転三転しながら明らかになる真相はある意味痛みと人間の勝手さが現れた作品ですね。

鬼女面殺人事件 西村京太郎を読みました。

鬼女面殺人事件 (トクマ・ノベルズ) 因習の島で起こる殺人事件。 調べるごとに強まる因習の怖さ。 なかなか面白かった。

都市伝説の女 第三話をみました。

都市伝説というスパイスをふりながらミステリーとしては映像として似た顔の女に対して伏線を張っている。 そしてドッペルゲンガーという怪奇装飾を一転似た顔という逆転により一気にみてきた物語が違う意味になります。これはなかなかいい。

課長補佐殺人事件 斎藤栄を読みました。

課長補佐殺人事件 (中公文庫) なかなか面白かった。 心中と思われた事件が起こり、捜査が始まり汚職も含めた人間関係が明らかになり、そして浮かぶ容疑者たち。 社会派を交えていますが、中身は本格としての面白さ。 構図が転換することで意外な物語が見える…

ふたりのシンデレラ 鯨統一郎を読みました。

ふたりのシンデレラ (ミステリー・リーグ) シンデレラの罠に挑戦した作品ですね。 ただそこは鯨統一郎さんらしい、エロもからめながらスイスイ物語が展開する。 ラストに明かされる構図はものすごかった。

京都・紅葉寺の殺人 柏木圭一郎を読みました。

京都紅葉寺の殺人 (講談社文庫) ちゃんとミステリーしているし、京都である必然もあるなあ。 たまに読むならいいかな。

アナザーフェイス 堂場瞬一を読みました。

アナザーフェイス (文春文庫) なかなか面白かった。 誘拐から始まり、銀行の内部の話しなど、だんだん浮かびあがる謎と明かされる真実。 苦味と痛みがあり、いい作品でした。

キリストゲーム 一田和樹を読みました。

キリストゲーム CIT内閣官房サイバーインテリジェンスチーム (講談社ノベルス) 荒唐無稽ですが、ありそうでなさそうな感じですね。 ただ面白かった。

ウィズ・ユー 保科昌彦を読みました。

ウィズ・ユー (若槻調査事務所の事件ファイル) (ミステリ・フロンティア) まあ、なかなか面白かったんですが、ただ、終盤の展開が少し都合がいい感じもしないでもない。

蒼志馬博士の不思議な犯罪 山口芳宏を読めました。

蒼志馬博士の不可思議な犯罪 (創元推理文庫) なかなか面白かった。 荒唐無稽だけど、実際できそうだし、ミステリーとしての仕掛けもなかなかでした。

ゴーストハント7 小野不由美を読みました。

ゴーストハント 7 扉を開けて (幽BOOKS) 最終作です。 そして6作目までに張られていた伏線が回収されていきます。 ナルの正体に関する伏線はいろいろ張られていた。 一作めから張られていたり、麻衣の夢の意味の真実など、いわゆる少女小説としての装飾に見…

北の旅 殺意の雫石 津村秀介を読みました。

北の旅 殺意の雫石 (ワンツーポケットノベルス) 事件が起こり捜査が行われ、犯人の尻尾を掴むがアリバイの壁が出現する…というテンプレを展開するのが、津村秀介という作家のイメージでした。 しかしこの作品は、中盤までは何かはっきりしないもやがかかった…

裂壊 堂場瞬一を読みました。

裂壊―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫) 高城シリーズです。 室長が失踪して、調べ始めると過去に絡む人々や家族との関係が丹念に一つずつ明かされていきます。 そして明らかになる真実。 今回も緊迫感があり、面白かった。 この事件により、どうなって行く…

原爆ドーム 0磁場の殺人 吉村達也を読みました。

原爆ドーム 0磁場の殺人 (講談社ノベルス) 吉村達也さんらしい精神的にひねくれた人々によるミステリーでした。 面白かったです。

名被害者・一条(仮名)の事件簿 山本弘を読みました。

名被害者・一条(仮名)の事件簿 (講談社ノベルス) なんというか、いろいろなものをおちょくりながらも面白かったですし、終盤の展開は本当超展開でしたね。

ファイナル・オペラ 山田正紀を読みました。

ファイナル・オペラ (ミステリ・ワールド) 不可思議な謎が前半は連続し、なおかつ奇妙な手記もあり、なんだか酩酊するような物語でした。 中盤には推理合戦と、否定、そして名探偵… 終盤は怒涛の展開。

中途半端な密室 東川篤哉を読みました。

中途半端な密室 (光文社文庫) デビュー前の「本格推理」に乗った作品集です。 ただ、今の東川篤哉さん作品の面白さが詰まっています。 ユーモアな語り口に大掛かりな仕掛けと驚愕… ミステリーとしての普通の面白さがあります。

ゴーストハント6 小野不由美を読みました。

ゴーストハント6 海からくるもの (幽BOOKS) 前半から伏線を張り、しかし何が原因で家族の大量死が起きているのかを少しずつ表明にだしていきます。 霊を祓い一件落着に思えた後に全てを操る存在が… なかなか面白かったです。 そしてホラーとしての怖さとミス…

ナミヤ雑貨店の奇蹟 東野圭吾を読みました。

ナミヤ雑貨店の奇蹟 すごく読みやすいし、人情ものSFというありきたりですが、それをちゃんと面白く物語として読ませる。 さすが、東野圭吾です。

なぎなた 倉知淳を読みました。

なぎなた (倉知淳作品集) 本格ミステリーの基本と面白さが踏んだんにある作品集でした。

トリック・シアター 遠藤武文を読みました。

トリック・シアター なんかなあ。 終盤都合いいよなあ…読み物としたら、いろいろなことをぶち込んだ面白さはある。 しかしミステリーとしてみたら、魅力的な謎がある意味作者によって都合がいいんですよね。 もちろんミステリーとはそうなんですがね…そうな…

パラダイス・ロスト 柳広司を読みました。

パラダイス・ロスト ジョーカーゲームシリーズ第三弾です。 相変わらず、ピリピリした雰囲気の中に何かが起こっている。 表面化したものや、表面化したものが意味を変える。 それが、ミステリーとしての面白さに繋がります。

都会のトム&ソーヤ10 はやみねかおる

都会のトム&ソーヤ(10) ≪前夜祭(EVE) ≫ (YA! ENTERTAINMENT) 前作の続きです。 終盤事件の謎が解かれ一件落着という感じでしたが、その時点でも何気ない前作の描写が機能していましたが、その後のもう一回のどんでん返しでびっくり。 久々にこのシリーズでミ…

衣更月家の一族 深木章子を読みました

衣更月家の一族 (ミステリー・リーグ) 語られる三つの殺人事件。 解決したかに見えた事件は、何か釈然としないものをはらみながら榊原登場。 そして、最終章に三つの殺人事件に絡んだ事実と事件の真実が明かされる。 なかなかミステリーとして見せ方とかよか…

三匹のおっさんふたたび 有川浩を読みました。

三匹のおっさん ふたたび シリーズになり、二作目ですが、なんか、前作よりなんか面白かったとは言えなかったです。 普通に面白さはあるんですが、以外に三匹のおっさんの活劇が少ない。 だからこそ最終話は好き。

翼をください 田南透を読みました。

翼をください (ミステリ・フロンティア) 事件前から多視点で描写から嵐の孤島で起こった殺人事件へ。 そして始まる捜査と異様な真実… なかなか面白かったのですが、終盤のどんでん返しはある意味ぶっ壊れているような。 次も出たら読みます。 ただ、もしかし…

ゴーストハント5 小野不由美を読みました。

ゴーストハント5 鮮血の迷宮 (幽BOOKS) 例に依頼によりよって怪しげ洋館へ赴く一行。 そこで、過去に起こっていた失踪、そしてたくさんの霊能者たち。 調査をしていくうちに、洋館内部の異様な状態とモザイク状の過去。 そして一人消えて… というホラーです…

白虹 大倉崇裕を読みました。

白虹 ハードボイルドテイストで、疑問を持ち事件を調べなおして行くうちに、その事件は何かにまくし立てらるように動き始め、情報の洪水に主人公は巻き込まれる。 そして辿り着いた真実は…という作品です。 面白く、引きもはんぱなくいい。 そして過去から逃…

漂泊 堂場瞬一を読みました。

漂泊―警視庁失踪課・高城賢吾 (中公文庫) ある二人の死体発見して、その被害者を捜査するうちに失踪した作家が浮かび上がってきて…というストーリーですが、捜査が進むうちに混乱さがましていく。 さすが。という作品です。 サスペンスと一体何が起こってい…