君の館で惨劇を 師子宮敏彦を読みました。

君の館で惨劇を (本格M.W.S.)
本格ミステリーを自覚的にいろいろな作品を出して書く作品です。
これは、僕の意識の問題なのかもしれないですが、ニヤニヤ出来ない。
だからといって本格ミステリーが読めなくなったわけではない。
メタ的に本格ミステリーを意識してやるのがなあ…

赤ちゃんはまだ夢の中 青井夏海を読みました。

赤ちゃんはまだ夢の中 (創元推理文庫)
ミステリーとして、ちゃんと伏線を張り起きている出来事の意味を回収するのはいいです。
その上で見えている表面と裏側の落差にビックリ。
ただこの短編集で描いているのは、人の心。
メンタルを描き、今のあるいは続く親と子を書いている。
見えないものを避けられない時代です。

水晶の鼓動 警視庁捜査一課十一係 (講談社ノベルス)
警察ミステリーです。
二つの事件が、起こり混乱。
そして怪しい尾行。
いろいろ盛り上がる要素満載。
なかなか面白かったです。
檸檬色の悲劇 (ジョイ・ノベルス―三色の悲劇)
吉村達也らしく、容疑者たちのメンタルを描きながら謎を現し、ミステリーの面白さ書いている。
さすが。

闇ツキチルドレン 天袮涼を読みました。

闇ツキチルドレン (講談社ノベルス)
共感覚という能力の少女が探偵役の作品です。なかなか面白かった。
ミステリーとしての逆転やそこに至る伏線などよかった。
この人の作品いい。

聖域捜査 安東能明を読みました。

聖域捜査 (集英社文庫)
警察ものの短編集ですが、
変わった視点からの警察官です。
小さい話しがだんだん奇妙になり、やがて人間の痛みや黒さをあらわにしていくのは、なかなかいい。